| 三価クロメートとは | |||||
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| 三価クロメート処理 | |||||||
ここ数年自動車関連・弱電関連を中心に「三価クロメート」という言葉が多く聞かれるようになりました。 従来のクロメート処理は六価クロムを使用するため、その毒性(主に発ガン性)について欧州の自動車メーカー労組から指摘があり、安全性が立証出来ず、六価クロムの使用削減が始まっており、2007年前期を目処に六価クロム使用量ゼロを目指しています。(医学的根拠は正式には立証されていないようですが、酸化性の強さゆえ傷口に長時間接触し続けると潰瘍になる可能性は否定出来ないようです。 根拠云々は別として、これは世界的な傾向となっており、日本の自動車メーカーも欧州は大切な市場ですし、欧州の資本が入ったメーカーもありますので、当然対策を始めています。 それに伴い弱電業界も同様の傾向となっています。
この代替策の一つとして三価クロメート処理が注目され始めました。 三価クロメートは、処理施設・処理工程が六価に近いため、移行自体は比較的簡単に出来るようです。 しかしながら、現在のところ六価に比べ弱い面があります。参考までに何点かまとめてみました。 |
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三価クロメート処理の問題点(従来の六価クロメートとの比較) |
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・薬品代が高い |
本文にある通り、酸化クロムへの移行は欧州が先行しています。このため、処理薬品の開発も欧州メーカーの方が進んでおり、国産の薬品も出てきていますが、まだ多くは欧州からの輸入品であるため、現状では薬品代が高価です。 |
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・耐食性が低い |
薬品メーカーや調合などにもよるようですが、一般的には六価クロムに比べ耐食性が低いです。 また、六価クロメートでは亜鉛メッキ層の上のクロメート皮膜に小傷がついた場合でもクロメート液がしみ出して皮膜が自己修復されますが、三価クロメートでは自己修復性が無いので皮膜が再生されません。 |
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・処理液により仕上がりのばらつきが大きい |
新しい技術のため薬品・処理施設といったハードの部分も、オペレーターの技量というソフトの部分も熟成されておらず、ばらつきが出やすいようです。また六価に比べPHの影響も強く出るようです。 |
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・色調が充実していない |
ただ、以前に見せてもらった工場では緑色・黒色といった色調の試作をしており、その時見た印象としては満足出来る色調でした。 |
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従来の(六価)クロメートの良さは<安くて強い>という部分が大きなメリットだったのですが、三価クロメートに関しては現状ではそのどちらも及ばない状態です。 技術面・コスト面など今後三価クロメートの普及により今後徐々に解決されていく部分もあると思います。 将来的には(現状でも一部は)三価も使わない全くのクロムフリーの処理方法(ディズゴ処理など)にシフトしてゆく可能性もあるようですが、今のところ代替案としては三価クロメートへのシフトが有力なようです。 |
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